熊本県阿蘇郡南阿蘇村 浄土真宗 正教寺様 楼門再建工事
補修部材、交換部材の選定も終わり、仕口や継手、柱など構造上重要な部材の補修から進めていきます。一層目の柱十本の内強度上耐えれそうになかった二本を交換、柱脚部分が腐食していた六本を根継ぎ、二層目の柱八本の内二本を交換し残り六本は捻じれなどを修正していきます。長年に渡り楼門を支えてきた柱の捻じれと曲りなどを考慮しながら芯出しを行い、根継ぎ、修正を進めていきます。新材に墨付け刻みを行うよりも高度な技術を要しますが、井元建築の職人がこれまでに培った知識と技術で順調に進めてまいります。頭貫の虹梁などの仕口の補修も合わせて行っていきます。