熊本県阿蘇郡南阿蘇村 浄土真宗 正教寺様 楼門再建工事
現存する部材の「絵番付」「番付」を頼りに進めてきた部材の戸籍探しも順調に進み、戸籍探しも完了となりました。次に不足部材・欠損部材の調査に進んでいきます。これがまた気の遠くなるような作業となりますが、棟梁の書いた図板、現存する部材これまでの知識、経験を活かして不足部材の調査も無事終わり、その後部材の破損具合を見極めながら令和の楼門再建工事から又何百年と耐えうる正教寺様の楼門とすべく、新規に作り替えるか、補修で行けるのかなど棟梁を筆頭に皆で知恵を出し合いながら進めていきます。構造上力のかかる部分は伝統工法の継手を用いて修復していきます。大変な仕事ですが毎日が楽しくて仕方ないですね。