熊本県阿蘇郡南阿蘇村 浄土真宗 正教寺様 楼門再建工事

正教寺様の楼門部材の戸籍探しをしていくうえで最も重要な手がかりが木材一つ一つに記された番付となりますが、明和四年に建立された正教寺様楼門、現代の番付のように「いろはにほへと」と記されている部材もあれば「絵番付」と呼ばれる文字の代わりに絵で部材を組み合わせる際の目印として描かれている部材もありました。この「絵番付」の絵心も大変素晴らしく、色々な種類の絵を見ることもできました。この絵番付のおかげで戸籍探しもスムーズに進み、明和の時代の大工さんと時を越えて繋がれた気がした瞬間でもあり身の引き締まる貴重な経験をさせていただきました。
この貴重な「番付」「絵番付」はそのまま残し後世に残し伝えていきます。